
今回は国立高専の一つ、山口県大島郡にある大島商船高等専門学校についてブログを書きました。
基礎データ
学校名:大島商船高等専門学校、通称「大島商船」
所在地:山口県大島郡周防大島町大字小松1091番地1
設立:1897年(高専化は1951年)
URL:https://www.oshima-k.ac.jp/
・偏差値56 ※高専の平均偏差値62.2を下回ります。
・学科は商船学科、電子機械工学科、情報工学科の3つあり、商船学科は第二学年修了時に航海コースと機関コースの二つに分かれます。
・特徴は船の免許が取れること。
入試
試験内容
推薦入試と体験学習による選抜(商船学科のみ)と一般入試と帰国生徒特別選抜の4パターンがあります。
一般入試では、全国の国立高専で共通の問題が出題されます。
大島商船は「社会」を実施せず4科目の筆記試験を行います。
過去問はここから見ることができます。
1時間目 | 9:30〜10:20 | 理科 |
2時間目 | 10:40〜11:30 | 英語 |
3時間目 | 11:50〜12:40 | 数学 |
4時間目 | 13:30〜14:20 | 国語 |
5時間目 | 14:40~15:30 | 社会 |
理科 | 英語 | 数学 | 国語 | 社会 |
100 | 100 | 100 | 100 | 100 |
授業
理数科目の授業進度が早いことが大きな特徴です。
以下は数学の授業内容の一例です。
高専1年 | 数学1、数学2、数学A、数学B |
高専2年 | 数学3、数学C、微積分基礎、線形代数 |
高専3年 | 応用数学、統計学 |
高専4年 | 専門数学、計算数学 |
高専5年 | 卒業研究 |
一般的な高校よりも進度は早めです。
また、商船学科では実技や航海、エンジンの実習も多く、理系の専門性と実務力が問われる環境です。
「船の学校」として独自のカリキュラムを持っており、商船コースでは乗船実習が必須となっています。

進路
卒業生のうち約89%が就職、11%が進学しています。(令和5年度)
また、大学3年次編入にも多数がチャレンジしており、成功率も高いです。
主な就職先
KDDIエンジニアリング、花王株式会社、海上保安庁、関西電力、中国電力、日立ハイテク、東京ガス、マツダ、NSウエスト、NTTデータフロンティアなど。
当塾では、高専生におすすめの就活に役立つDX資格を取得できる講座を開設しています。
※ただし、週4時間を半年間+全編英語の授業ですので興味のある方は事前にご相談ください
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主な進学先
大島商船高専専攻科、立命館大学、筑波大学、東京海洋大学、豊橋技術科学大学、島根大学、神戸大学、九州工業大学など。
商船学科の学生は、海事系大学や専攻科への進学が多く、編入試験対策として英語や小論文に苦労するケースも見られます。
当塾では多くの高専生の進学をサポートしてきました。
・山梨大学編入
・早稲田大学進学
・東京大学大学院進学
・etc.
お問い合わせ
私たち高専専門塾は、①大学編入を考えている生徒さん、②高専の授業が難しいと感じる生徒さん、そして③大学編入や就職を考えている生徒さんを対象に授業を実施しています。
東大生の塾長が生徒さんと目標設定から独自カリキュラムの作成、学習の進捗管理までを行うので目標に無駄なく近づくことができます。
無料で個別面談・体験授業を実施していますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

作成者:高専専門塾
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