
今回は国立高専の一つ、岡山県津山市にある津山工業高等専門学校についてブログを書きました。
基礎データ
学校名:津山工業高等専門学校、通称「津山高専」
所在地:岡山県津山市沼624-1
設立:1963年
URL:https://www.tsuyama-ct.ac.jp/
・偏差値59 ※高専の平均偏差値62.2をやや下回ります。
・学科は総合理工学科の1つですが、二年次から先進科学系、機械システム系、電気電子システム系、情報システム系の4つに分かれます。
・特徴は数学の進度がとても早いこと。
入試
試験内容
推薦入試と一般入試と帰国生徒特別選抜の3パターンがあります。
一般入試では、全国の国立高専で共通の問題が出題されます。
過去問はここから見ることができます。
1時間目 | 9:30〜10:20 | 理科 |
2時間目 | 10:40〜11:30 | 英語 |
3時間目 | 11:50〜12:40 | 数学 |
4時間目 | 13:30〜14:20 | 国語 |
5時間目 | 14:40~15:30 | 社会 |
配点は、理科と数学のみ配点が高い「傾斜配点」を採用しています。
理科と数学の知識は、高専で学ぶにあたっては必要不可欠であることから、理科と数学の得意な学生を獲得したいという学校の意思が現れています。
理科 | 英語 | 数学 | 国語 | 社会 |
200 | 100 | 200 | 100 | 100 |
授業
理数科目の授業進度が早いことが大きな特徴です。
以下は数学の授業内容の一例です。
高専1年 | 数学1、数学2、数学A、数学B |
高専2年 | 数学3、数学C、線形代数、微積分 |
高専3年 | 大学基礎数学 |
高専4年 | より専門的な大学数学 |
高専5年 | 研究 |
これは高校偏差値65の進学校以上の進捗と言えます。
ただし、先生によって授業内容はバラバラなため高専1年で数3の内容が入ってくることもありえます。
そのため、普通の塾では対応できない時もあります。
実際に、他のブログでも高専に通うデメリットとして「留年率が多いこと」が挙げられており、能動的に勉強しない人には難しい環境であることが強調されています。

進路
卒業生のうち約66%が就職、34%が進学しています。(令和5年度)
進学希望者たちは高専の専攻科に入学または大学の3年生に編入しています。ほとんどの大学には高専からの編入制度が設けられており、学力試験によって選抜されますが、高専でしっかりと勉強していれば比較的容易に編入可能です。さらに、専攻科や大学卒業後に大学院へ進学する学生も 少なくありません。
主な就職先
三洋化成工業株式会社、サントリープロダクツ株式会社、ダイキン工業株式会社、住友化学株式会社、三菱重工業株式会社、キリンビール株式会社、ENEOS株式会社、関西電力株式会社、大阪ガス、三菱電機株式会社など。
当塾では、高専生におすすめの就活に役立つDX資格を取得できる講座を開設しています。
※ただし、週4時間を半年間+全編英語の授業ですので興味のある方は事前にご相談ください!

主な進学先
津山工業高等専門学校専攻科、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、北海道大学、千葉大学、東京工業大学、名古屋大学など。
ただし、編入試験時に英語や小論文に困る人も多いです・・・
当塾では多くの高専生の進学をサポートしてきました。
・山梨大学編入
・早稲田大学進学
・東京大学大学院進学
・etc.
お問い合わせ
私たち高専専門塾は、①大学編入を考えている生徒さん、②高専の授業が難しいと感じる生徒さん、そして③大学編入や就職を考えている生徒さんを対象に授業を実施しています。
東大生の塾長が生徒さんと目標設定から独自カリキュラムの作成、学習の進捗管理までを行うので目標に無駄なく近づくことができます。
無料で個別面談・体験授業を実施していますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

作成者:高専専門塾
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