
今回は公立高専の一つ、寝屋川にキャンパスを構える大阪公立大学工業高等専門学校についてブログを書きました。
基礎データ
学校名:大阪公立大学工業高等専門学校、通称「公大高専」
所在地:大阪府寝屋川市幸町26-12 ※2027年度より中百舌鳥に移転
設立:1963年
URL:https://www.ct.omu.ac.jp
・偏差値64 ※高専の平均偏差値62.2を上回ります。
・学科は総合工学システム学科の1つです。2年時から、エネルギー機械コース、プロダクトデザインコース、エレクトロニクスコース、知能情報コースの4コースに分かれます。
・人数は一学年130〜160人、卒業生の就職率と進学率は6:4です。
・男女比は男:女=9:1です。
入試
試験内容
推薦入試と一般入試の2パターンがあります。
一般入試では国立高専と同じ問題を使用しており、検査教科は国語、社会、数学、理科、英語の5教科です。過去問はこちらから閲覧できます。
配点は、数・理・英の配点が高い「傾斜配点」を採用しています。
倍率
1.69倍(令和6年度)
授業
理数科目の授業進度が早いことが大きな特徴です。
以下は数学の授業内容の一例です。
高専1年 | 数学1、数学2、数学A、数学B |
高専2年 | 前期に数学3と数学C、後期に数学3Cと線形代数(大学基礎数学)や微積分(大学基礎数学) |
高専3年 | 大学基礎数学 |
高専4年 | より専門的な大学数学 |
高専5年 | 研究 |
これは高校偏差値65の進学校以上の進捗と言えます。
ただし、先生によって授業内容はバラバラなため高専1年で数3の内容が入ってくることもありえます。
そのため、普通の塾では対応できない時もあります。
実際に、他のブログでも高専に通うデメリットとして「留年率が多いこと」が挙げられており、能動的に勉強しない人には難しい環境であることが強調されています。

進路
卒業生のうち約51%が就職、36%が進学しています。(令和5年度)
就職者が多いです!
進学希望者たちは高専の専攻科に入学または大学の3年生に編入しています。ほとんどの大学には高専からの編入制度が設けられており、学力試験によって選抜されますが、高専でしっかりと勉強していれば比較的容易に編入可能です。さらに、専攻科や大学卒業後に大学院へ進学する学生も少なくありません。
主な就職先
(株)IHI、旭化成(株)、アトラス情報サービス(株)、大阪ガスネットワーク(株)、大阪広域水道企業団、キャノンマーケティングジャパン(株)、京セラ(株)、グリコマニュファクチャリングジャパン(株)、東海旅客鉄道(株)、任天堂(株)など。
当塾では、高専生におすすめの就活に役立つDX資格を取得できる講座を開設しています。
※ただし、週4時間を半年間+全編英語の授業ですので興味のある方は事前にご相談ください!

主な進学先
豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、大阪大学、東京大学、東京工業大学、神戸大学、北海道大学、大阪府立大学、大阪公立大学、滋賀県立大学、東京都立大学、大阪工業大学、関西大学、同志社大学、立命館大学など。
ただし、編入試験時に英語や小論文に困る人も多いです・・・
当塾では多くの高専生の進学をサポートしてきました。
・山梨大学編集
・早稲田大学入学
・東京大学大学院進学
・etc.
お問い合わせ
私たち高専専門塾は、①大学編入を考えている生徒さん、②高専の授業が難しいと感じる生徒さん、そして③大学編入や就職を考えている生徒さんを対象に授業を実施しています。
東大生の塾長が生徒さんと目標設定から独自カリキュラムの作成、学習の進捗管理までを行うので目標に無駄なく近づくことができます。
無料で個別面談・体験授業を実施していますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

作成者:高専専門塾
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