
高専とは
高専(高等専門学校)とは、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。
多くの高専が工業系で、理系学生が集まっています。
高専は5年一貫制
5年一貫制(商船学校は5年6ヶ月)で、中学卒業後から20歳まで通います。
理系科目のレベルが高く、高校3年間分の授業を2年間で終了するため、自身での予習復習の強化や外部のサポートが必要でしょう。
偏差値
高専の平均偏差値は62.2です。よりレベルの高い高専では67~69と進学校にも負けず劣らずの偏差値となっております。そのため、高専卒業後、技術科大学や国公立、旧帝大への大学編入も可能です!
どんな人が高専に向いているのか
・理系科目が得意な人 ※「数学が好き」なだけでは苦しいです。
・目標を持ち、それに向かって打ち込める人
・やりたいことが明確な人
高専の種類
全国に国公私立合わせて58校あり、全体で約6万人の学生が学んでいます。(文部科学省より)
入試
国立高専の一般試験では、国語、社会、数学、理科、英語の5科目の試験が実施されます。(社会を除いた4科目の場合もあります。)全国で共通問題が出題されているため、学科試験当日の時間割はいずれの学校においてもすべて統一されています。
1時間目 | 9:30〜10:20 | 理科 |
2時間目 | 10:40〜11:30 | 英語 |
3時間目 | 11:50〜12:40 | 数学 |
4時間目 | 13:30〜14:20 | 国語 |
5時間目 | 14:40〜15:30 | 社会 |
高専は理系の学科がほとんどのため、入学後に必要となる数学と理科の難易度が高く設定されています。数学は柔軟な発想と公式の応用が求められ、理科では幅広い知識と計算能力が必要となります。
過去問はこちらからチェックできます。
なんといっても最大の特徴は、傾斜配点とマークシート式です。
※公立高専、私立高専はそれぞれが独自の試験を行っています。
授業
理数科目の授業進度が早いことが大きな特徴です。
以下は数学の授業内容の一例です。
高専1年 | 数学1、数学2、数学A、数学B |
高専2年 | 前期に数学3と数学C、後期に数学3Cと線形代数(大学基礎数学)や微積分(大学基礎数学) |
高専3年 | 大学基礎数学 |
高専4年 | より専門的な大学数学 |
高専5年 | 研究 |
これは偏差値65の進学校以上の進捗速度と言えます。
ただし、先生によって授業内容はバラバラなため高専1年で数3の内容が入ってくることもありえます。

進路
約6割が就職、4割が進学(大学編入や大学院進学)します。
卒業生に対する産業界からの評価は非常に高く、就職希望者に対する就職率や求人倍率も高い水準となっています。
令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | |
卒業者数 | 9710人 | 9943人 | 9859人 |
うち就職者数 | 5586人 | 5567人 | 5551人 |
就職者数の割合 | 57.5% | 56.0% | 56.3% |
うち進学者数 | 3725人 | 3962人 | 3983人 |
進学者数の割合 | 38.4% | 39.8% | 40.4% |
お問い合わせ
私たち高専専門塾は、①大学編入を考えている生徒さん、②高専の授業が難しいと感じる生徒さん、そして③大学編入や就職を考えている生徒さんを対象に授業を実施しています。
東大生の塾長が生徒さんと目標設定から独自カリキュラムの作成、学習の進捗管理までを行うので目標に無駄なく近づくことができます。
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