茨城工業高等専門学校について

今回は国立高専の一つ、茨城県ひたちなか市にある茨城工業高等専門学校についてブログを書きました。

基礎データ

学校名：茨城工業高等専門学校、通称「茨城高専」
所在地：茨城県ひたちなか市中根８６６
設立：1964年
URL：https://www.ibaraki-ct.ac.jp

・偏差値６４　※高専の平均偏差値62.2を上回ります。
・学科は国際創造工学科の1つです。機械・制御系、電気・電子系、情報系、化学・生物・環境系の４つのコースが統合されています。
・人数は一学年170人弱、卒業生の就職率と進学率は4：6です。
・男女比は男：女＝8：2です。

入試

試験内容

推薦入試と一般入試の2パターンがあります。
一般入試では、全国の国立高専で共通の問題が出題されます。
茨城高専は５科目の筆記試験を行います。
過去問はここから見ることができます。

1時間目	9:30〜10:20	理科
2時間目	10:40〜11:30	英語
3時間目	11:50〜12:40	数学
4時間目	13:30〜14:20	国語
5時間目	14:40〜15:30	社会

配点は、数学と理科の配点が1.5倍になる「傾斜配点」を採用しています。
理数系科目の知識は、高専で学ぶにあたっては必要不可欠であることから、数・理の得意な学生を獲得したいという学校の意思が現れています。

理科	英語	数学	国語	社会
100点×1.5	100点	100点×1.5	100点	100点

倍率

1.60（令和6年度）

授業

理数科目の授業進度が早いことが大きな特徴です。
以下は数学の授業内容の一例です。

高専1年	数学1、数学2、数学A、数学B
高専2年	前期に数学3と数学C、後期に数学3Cと線形代数(大学基礎数学)や微積分(大学基礎数学)
高専3年	大学基礎数学
高専4年	より専門的な大学数学
高専5年	研究

これは高校偏差値65の進学校以上の進捗と言えます。
ただし、先生によって授業内容はバラバラなため高専1年で数3の内容が入ってくることもありえます。
そのため、普通の塾では対応できない時もあります。

実際に、他のブログでも高専に通うデメリットとして「留年率が多いこと」が挙げられており、能動的に勉強しない人には難しい環境であることが強調されています。

進路

卒業生のうち約35％が就職、58％が進学しています。（令和3年度）
他の高専と比べて進学者が多いです！
進学希望者たちは高専の専攻科に入学または大学の３年生に編入しています。ほとんどの大学には高専からの編入制度が設けられており、学力試験によって選抜されますが、高専でしっかりと勉強していれば比較的容易に編入可能です。さらに、専攻科や大学卒業後に大学院へ進学する学生も少なくありません。

主な就職先

宇宙航空研究開発機構（JAXA）、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構、株式会社サイバーエージェント、JX金属株式会社、株式会社SUBARU株式会社日立製作所、ファナック株式会社、富士通株式会社、富士フイルム株式会社など。

当塾では、高専生におすすめの就活に役立つDX資格を取得できる講座を開設しています。
※ただし、週4時間を半年間＋全編英語の授業ですので興味のある方は事前にご相談ください！

主な進学先

東北大学大学院、東京大学大学院、東京工業大学大学院、茨城大学大学院、筑波大学大学院、横浜国立大学大学院、奈良先端科学技術大学院大学、東京都立大学大学院など。
ただし、編入試験時に専門科目と英語に困る人も多いです・・・

当塾では多くの高専生の進学をサポートしてきました。
もちろん、就活のサポートも行っています！
・山梨大学編集
・早稲田大学入学
・東京大学大学院進学
・etc.

お問い合わせ

私たち高専専門塾は、①大学編入を考えている生徒さん、②高専の授業が難しいと感じる生徒さん、そして③大学院進学を考えている生徒さんを対象に授業を実施しています。
東大生の塾長が生徒さんと目標設定から独自カリキュラムの作成、学習の進捗管理までを行うので目標に無駄なく近づくことができます。
無料面談・体験授業を随時実施していますので、「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。

作成者：高専専門塾